ただいま修行中

スクールでばりばり修行中の先輩たちから、あなたへの貴重なアドバイス


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平賀三恵さん vol15

在学中から文化放送のラジオ番組『智一・美樹のラジオビッグバン』にアシスタント・パーソナリティとして出演していた平賀さん。「自分はダメだ」とへこむことも多いそうですが、マイペースで着実に成長しています。

東京アニメーター学院 声優タレント本科2年

中学2年のとき、声優を目指していた友人に誘われて、声優学校の体験入学に行ったんです。そこでのアフレコ体験が楽しかったというのもあるんですが、一番印象に残っているのは一緒に体験入学を受けた人達の熱意ですね。司会の方が「このなかで声優になりたいと思っている人」と聞いたとき、周囲にいた受講生が一斉に勢いよく手を挙げたんですよ。しかもその表情がすごく真剣で、キラキラと輝いているんです。それまでの私はただの声優ファンだったんですが、そのときの体験がきっかけになって興味が湧き、さまざまな声優学校の体験入学に行くようになりました。そして、知れば知るほど声優という仕事が好きになって、自分も声優になりたいという思いが強くなったんです。

「声優になりたい」という夢について、ご両親は何とおっしゃってましたか?

東京アニメーター学院

最初はものすごく反対されました。中学を卒業したらすぐに声優学校に入りたかったんですが、「目指した人がみんな声優になれるわけじゃない厳しい業界なんだから、なれなかったときのためにもせめて高校には行きなさい」といわれました。両親としては高校に通っている3年間のうちに考えも変わるんじゃないかと思っていたみたいなんですけど、声優になりたい気持ちはまったく変わりませんでしたね。高校は商業科だったので、簿記、電卓、デジタルデザイン、ワープロなど取れる資格は取りまくって、「3年間でこれだけ頑張ったんだから、声優になりたいという夢を認めて欲しい」と両親を説得しました。

数ある声優学校のなかから東京アニメーター学院を選んだ理由は?

一番の決め手は学費ですね。同じくらい安く学べるところもあったんですが、アニメ雑誌などでよく東京アニメーター学院の名前を見かけるくらい有名な学校だから、安心して学べるんじゃないかと思いました。もうひとつの大きな理由は、体験入学です。さまざまな声優学校の体験入学に行ったんですが、ほとんどの学校は、アフレコ体験をして「楽しかったな」で終わりなんです。でも東京アニメーター学院では実際に演技の勉強をしてみようということで、発声練習から始めて、人間観察や演技のポイントなど、体験入学にも関わらずかなり本格的なことを教えていただきました。そういう学校のほうが真剣に学べるんじゃないかと思って、入学を決めたんです

実際に入学してみた印象を教えてください。

1年生のときはまず演技の基礎を勉強するんですが、体を使って表現するというのはどういうことなのかをみっちり教えていただきました。そこは、入学前にもっていた印象通りですね。でも、私は兵庫出身なので方言のイントネーションが抜けなくて苦労しました。意外だったのは、1年生の9月ごろからさまざまなオーディションに参加させてもらえたことです。私が最初に受けたのはラジオのアシスタントのオーディションだったんですが、なんとそれに合格することができて、『智一・美樹のラジオビッグバン』に1年間出演させていただくことになりました。本当に貴重な経験でしたね。

在学中からラジオ出演という経験のなかで、印象に残っているできごとはありますか?

授業で学べること、学ばなければいけないこともたくさんあるんですが、実際に現場に出てみなければ解らないこともたくさんありました。私と同期のアシスタントのなかには、すでにプロデビューしている人や、事務所預かりになっている人がいて、「私なんか全然ダメだ」と凹むことばかりでしたね。でも、1年間の出演を終えての打ち上げの席で、パーソナリティの関智一さんから「この先どうなるか解らないけど、いつでも自分が元は1円玉だったということを忘れないように」とアドバイスしてくださったのが忘れられません。あと、リスナーさんのなかには、こんな私でも応援してくださる方もいらっしゃって、すごく励みになりました。

養成所写真

そしてこの春からは、カレイドスコープに準所属が決まっているとお聞きしました。

1年上の先輩でカレイドスコープの所属になった人がいて、どんな事務所なのか、いろいろと話を聞いていたんです。その先輩の言葉を聞いて「私も絶対カレイドスコープに入りたい」と心に決めていましたから、学内オーディションで合格したと聞いたときには、飛び上がるほどうれしかったですね。

将来の目標を教えてください。

まずはアニメ作品でレギュラーになることですね。できればメインキャラを射止めて、イベントなどでファンの方と直接ふれあえるようなお仕事ができたらいいなと思います。ただ、私は声がちょっとハスキーなので、年上のお姉さんみたいな役は演じやすいんですけど、小さい女の子の役をやろうとすると男の子になっちゃうんです(笑)。かわいい声がなかなか出せないというのは欠点なんですけど、これもひとつの個性だと思って頑張っていきたいですね。

これから声優を目指して勉強したいと思っている人に、なにか一言声をかけるとしたら?

(ビシっとポーズをキメて)「自分で決めた道は、誰のせいにもできない。自分で突き進みなさい!」です。一緒に学んでいるクラスメイトを見ていても、一生懸命な人は目つきも違うし、どんどん実力をつけて演技が変わってくるのが解るんです。自分で決めた道なんだから、絶対に間違ってないと信じてひたすら頑張って進もう、といつも自分に言い聞かせてます。

(取材:2011年1月24日)

学校から一言

東京アニメーター学院

吉田恵子先生

じつは平賀さんは、1年の一番最初に自分の行くクラスを間違えたんです。かなり天然だな、と思ったんですが、変に格好をつけたり言い訳したりしない素直なところ、失敗したり怒られたりしてもめげないところがいいですね。でも、いつも天然なわけじゃなくて、授業ではやるべきことをしっかりとこなす真面目で一生懸命な一面もあります。黙っていればお嬢様にも見えるのに、じつは意外にサバサバした男っぽい性格なので、そういうギャップが魅力なんじゃないでしょうか。アニメ作品のレギュラー出演が目標だといっていましたが、声優という仕事に囚われずに、自分のキャラクターを活かしていろいろな仕事に挑戦してみてほしいですね。

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