ただいま修行中

スクールでばりばり修行中の先輩たちから、あなたへの貴重なアドバイス


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片岡梓さん vol.32

SSP預かり所属の新人声優として、ワークショップにお仕事にと、修行の日々に励んでいる片岡さん。演技力だけでなく人間性も磨いて、息の長い活躍ができる声優になりたいと、夢を語ってくれました。

SSPアクターズ

片岡さんが声優を目指したきっかけを教えてください。

 昔からゲームが好きで、中学のときに友人から薦められて始めた『ときめきメモリアル2』というゲームにめちゃくちゃハマったんです。その作品には双子の白雪美帆と真帆という双子のキャラがいて、どちらも橘ひかりさんが演じていらっしゃったのですが、とくに声色を変えていないのに、演技だけでどちらを演じているのかが分かるんです。とくにキャラソンを聴いたときは、どうしてこんな演じ分けができるんだろうと、鳥肌が立ちました。そして声優という仕事に興味をもち、自分も演じてみたいと思うようになったんです。

その後、すぐに演技を学び始めたんでしょうか?

kataoka-1 演技に初めて触れたのは大学時代です。地元の愛知から大学進学のために上京して、演劇サークルに入りました。そこでミュージカルにアンサンブルとして出演したのが、私の初舞台です。でも、それまで演技の経験はまったくなかったので、「発声練習ってこうするのか!」というレベルでした(笑)。高校で演劇部に入っていた人もいたので、台本の読み込みかた、役の掘り下げかたなど、勉強になることも多かったですね。そして演技の奥深さを知り、もっと本格的に学びたいと、専門学校に入学したんです。

SSPアクターズに入った経緯を教えてください。

 専門学校の学内オーディションで声をかけていただいて、SSPの預かり所属という形になりました。じつはそれまで、SSPを知らなかったんです。声優プロダクション事業はまだ始めたばかりですが、音響スタジオと制作会社してはかなり歴史があって、さまざまなアーティストの方もSSPのスタジオで作品収録をされているんです。SSPでは月に4回ワークショップがあるんですが、講師の方は1回ごとに違い、アテレコ、ラジオトーク、演技など幅広く学べるようになっています。

SSPアクターズのレッスンで驚いたこと、意外だったことは?

 マイクワークのレッスンで、マイクとの距離や角度によって自分の声がどう変わるのかを知ったことです。最初は正面から、次は角度をつけて、と条件を変えて、収録してはその音声を聞かせてもらうということを何度も繰り返すんですが、ほんの少しの条件の違いで音声も変わってくるんです。それまでは、マイクワークといえばマイク前にどうやって入るかといった動きだけだと思っていたので、マイクの使いかたのテクニックもマイクワークのひとつなんだと初めて知りました。プロ仕様のスタジオ設備があるからこそ可能なレッスンなんですが、一人ひとりにそれだけの時間をかけて教えてくださるということにも驚きました。これは本当に、SSPならではのレッスンだと思います。ここで学べてよかったと、改めて実感しました。

片岡さんはすでにさまざまな現場を経験されていますが、初めて現場に出たときの心境を聞かせてください。

 現役プロの講師の方から話を聞いたりして、いろいろと知識はあったんですが、実際に現場に出てみると、頭で考えたとおりにはいかないんです。緊張もしますし、できるはずのことすら上手くいかなくて、やはり現場での経験に勝るものはないんだと痛感しました。本当に反省点だらけでしたね。そのうちに、絶対に気をつけなければいけないこと、ある程度力を抜いてもいいことなどが分かってきました。例えば「みなさんが出入りするときの、ドアを開け閉めはきっちり担当しよう」と思っていても、それが本当に出演者のみなさんのためになるかといえば、そうでもなかったりするんです。ならば、ドアの開け閉めは無理のない範囲でして、その分の余力を演技に注ぎ込んだほうが、良い作品を作ることに繋がります。

さまざまな作品に参加して、印象に残っているエピソードはありますか?

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 番組レギュラーとして参加させていただいた『繰繰れ!コックリさん』が印象に残っています。毎週必ずプロの方の演技を目の前で見られるというのも勉強になりましたし、広橋涼さんをはじめとするキャストのみなさんが、私のような駆け出しにも気を遣って声をかけてくださるんです。おかげで現場の雰囲気もとても和やかで、演技に集中することができました。プロの声優として生き残っていくためには、演技だけではなくて現場全体に目を配れるくらいの視野を持たなければならないし、人間的にも豊かでなければならないんだなと感じました。私の中で目標とする声優像ができあがったという意味でも、大変勉強になりました。 

 

失敗談を、こっそり教えていただけますか?

 ガヤの収録をしていて、メインキャストさんがアドリブの会話を振ってくださったとき、ついその方の方を向いてしまったんです。あまりにも声のかけかたが自然だったこともあるとは思いますが、アドリブに対応できなかったばかりか、マイクからも外れてしまうという声優として恥ずかしい失敗をしてしまい、本当にその方には申し訳なかったと思います。もっと臨機応変な対応力を磨いていかなければと痛感しました。

現場で気をつけていることは?

 すごくあたりまえなんですけど、まず絶対に遅刻しないこと。あとは「こうしなければならない」といった知識にとらわれないことです。些末なことにとらわれて演技が疎かになっては本末転倒ですし、固定観念にとらわれていると演技の幅が狭くなってしまうんです。

今後の出演のご予定などが決まっていたら教えてください。

 SSPで制作しているラジオドラマ『VIOLATOR―月光大戦―』というシリーズ作品があるんですが、先日その第9話に参加させていただきました。月にある基地を舞台に地球の存亡をかけた戦いが繰り広げられるというSF作品です。10話からも引き続き登場予定なのですが、世界設定が壮大で演じていて楽しいですね。ただ、難しい用語がたくさん出てくるので、発音や滑舌が大変です(笑)。ほかのお仕事としては、ライブ出演の予定もあります。歌は決して得意ではないんですが、曲に乗せた想いをみなさんに少しでも伝えられるようとがんばっています。将来的には、ゆるキャラを主人公にした5分帯アニメに、メインキャストとして出演したいです。そのためにもさまざまな経験を積んで、一歩ずつ成長していけたらと思っています。

学校から一言
SSPアクターズ 制作部  藤田 昌弘 さん

SSPアクターズは、実践的な表現力を鍛えることをテーマにしています。おかげさまでSSP所属声優だけでなく、ほかの事務所からワークショップだけを受講しに来る声優さんもいらっしゃるくらいです。片岡さんはそんな環境で、経験をすべて自分の力に変えようとがんばっています。決して器用なタイプではないんですが、学んだことを確実にものにしていこうという意気込みを感じますね。近年、声優にとってはSNSでのアピールも重要になってきましたが、そういったところでつかんだファンを離さないだけの実力を身につけて、さらに大きく育ってくれたらと思っています。

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